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生産管理の仕事とは?仕事内容から仕事の難しいポイントまで網羅的に解説!

2019年10月4日
 
生産管理

「生産管理」という職種を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。一般的に「難しい職種」と思われがちですが、具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。

この記事では、生産管理の仕事内容、難しいといわれるポイントなどについて詳しく解説していきます。この記事を読んで、転職活動の参考にしてください。

目次


生産管理は、製造業など「ものづくり」に従事する企業の生産活動を、効率的に進めるために必要な仕事です。マーケティング部門などが作成した販売計画にもとづいて市場の需要を予測し、生産計画を立て、原料の仕入れ先決定から価格交渉、実際の生産活動や納期管理、過不足がないかの在庫管理など、生産管理の仕事は多岐にわたります。

派遣で生産管理として働く場合、2019年8月の平均時給は1,329円で、関東で1,409円、関西で1,377円、東海で1,346円となっています。関東圏では、東京都が1,705円でTOPです。
また、他のエリアでは北海道・東北で1,181円、甲信越・北陸で1,088円、中国で1,304円、九州・沖縄では1,204円です。
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※参考
求人ボックス給料ナビ 生産管理の仕事の年収・時給・給料情報

一口に生産管理といっても、需要予測から生産コントロールまでを担当することもあれば、一部分のみを担当しているケースなど、企業によって担当分野は異なります。生産管理の仕事を、以下で4つに分けて詳しく解説します。
 
 

需要を予測する

商品を生産することが決まった際に、生産管理が行う最初の仕事は「需要の予測」です。需要を予測する際は、商品によって過去の傾向や季節、競合他社の状況や景気の動向など、さまざまな要素を考慮します。
 
たとえば、暑い時期にニーズのあるかき氷であれば、夏に需要が増え、冬には需要が減ると予測できます。自動車であれば過去の販売データをもとに需要を予測でき、ゲーム機やおもちゃであればクリスマス時期に需要が増えると予測することが可能です。
 
商品の売上をのばし利益を上げるためには、需要予測の正確性は重要です。なぜなら、予測が正しくなければ、商品が足りずに販売機会を逃したり、在庫が余って利益を圧迫したりする可能性があるからです。
 
 

生産を計画する

需要予測ができたら、それをもとに生産計画を立てます。既存の生産ラインではどれくらいの生産能力があるのかを把握し、何をいつまでにいくつ生産するのか、種類・数量・時期を決定します。そのうえで、必要な原材料は何で、どこからいくらで仕入れるのか選定し、製造開始から出荷までに必要な日数を算出していきます。
 
自動車や家電などを生産する場合、組み立ては月間・日別で計画し、部品などは週別で計画するなど、生産するものによって、長期・中期・短期に分けて生産計画が立てられます。この生産計画は、原材料の購入資金を管理する財務部門や調達部門、生産した商品を販売する営業部門にもかかわります。
 
そのため、生産部門だけでなく関連部門の状況も考慮しながら計画しなければなりません。
 
 

実際に生産する

完成した生産計画にもとづいて、実際の生産に入ります。企業によっては、製造部門が生産管理を兼ねている場合があります。規模の大きな会社では、生産管理のほかに製造現場の管理を行う「製造管理」という部門を設置している場合もあります。
 
しかし、商品の製造は製造部門が担当し、生産管理は製造状況を把握しながら生産計画どおりに生産がおこなわれるようコントロールしていくのが一般的です。
 
また、生産スケジュールは計画どおりに進んでいたとしても、生産された商品の不良品発生率が高い場合は生産計画の見直しが必要です。その場合は、品質管理部門と協力して品質改善に取り組むなど、司令塔として製造全体を管理・指示する役割を担います。
 
 

生産を制御する

生産を制御するのも、生産管理の仕事です。商品の生産は、すべて生産計画どおりに進むわけではありません。計画よりも生産が遅れている場合は、計画どおりに進むよう原因の究明・改善をおこなったり、生産計画を修正したりすることもあります。
 
商品の売れ行きが思わしくなく過剰な在庫ができた場合は、原材料の調達を抑えて生産量を減らすなど、臨機応変な対応が求められます。
 
また、工場全体でひとつの商品を生産するとは限らず、複数の商品を同時進行で生産していたり、生産終了や新規生産の開始もあったりします。その場合は、商品ごとの生産計画と工場全体の生産能力を照らし合わせてパズルのようにスケジュールを組んでいかなければなりません。


生産管理の仕事が難しいといわれるのはなぜなのでしょうか。難しいといわれる理由を解説していきます。

そもそも市場予測が難しい

商品の需要予測は、商品の属性や予測を担当する部門によってさまざまな分析手法を使用します。そのため、マーケティング部門が出した予測と生産管理の予測が異なる場合などがあり、整合性がとりにくく予測が難しくなることがあります。
 
また、新分野の商品を生産する際など、データ分析のための基盤がなく、システムも整っていない場合などは、分析手法を検討する必要があり、市場予測・分析に時間がかかってしまうという難しさもあります。
 
 

データ分析をしようとしても、信頼できるデータがない

信頼できるデータが少なく、市場予測が困難になるのも生産管理の仕事が難しいといわれる理由です。過去の販売データを集めたものの、集計ミスや入力漏れなどがありデータ補正が必要になることは意外と多くあります。
 
また、過去の経験や、販売計画に合致するような市場予測の結果を出したいという思惑など、市場予測のために集められるデータが担当者の思いが反映しているなど正確な予測ができない場合もあります。
 
 

生産負荷の平準化が難しい

平準化とは、業務を適正に振り分けて平均化することです。複数のラインで商品の生産をおこなう際、Aラインには余裕があるがBラインでは生産に追われるなど、すべてのラインで同じ生産ができるわけではありません。ラインごとの能力にあわせて生産量を適正に振り分け、業務をスムーズにおこなえるようにする必要があります。
 
しかし、ラインごとにどれくらいの業務負荷があるのかを可視化することが難しいため、平準化がうまくいかないケースも少なくありません。
 
 

不良品などの品質トラブルが発生する

生産過程においてミスが発生したり不良品が出たりするなど、品質にトラブルが発生することもあります。過去のデータから不良率を計算・考慮して生産計画を立てますが、人も機械も絶対ではありません。予測した以上の不良品が出れば、計画よりも生産数を増やすことになりますし、原価もかかります。
 
不良品が顧客の手に渡ればクレームにもつながるため、品質トラブルが発生した場合の対処法を考えておくなど、事前の準備も必要です。


生産管理の仕事は、生産活動をスムーズに行うために必要な仕事です。仕事内容が多岐にわたるため難しいといわれがちですが、生産計画の立案から商品の販売まで、製造における全工程にかかわることができる、やりがいの大きな仕事でもあります。経営の一翼を担う生産管理の仕事につくことは、キャリアアップにもつながります。興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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