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育児と仕事を両立するには?
両立のポイントやタイムスケジュール例を紹介

子育て 仕事

子育て中の共働き家庭は多いですが、育児と仕事の両立がうまくいかないことも少なくありません。そのため、仕事をあきらめざるを得ないケースも目立っています。両立できない悩みを解決するには、両立が難しい理由を知り、対策を立てることが重要です。この記事では、両立のための方法や心構えなども含めて紹介します。


どうして仕事と育児は両立が難しいのでしょうか。以下では4つの要因について解説します。
 
 

会社や上司に理解が広まっていない

保育所などに子どもを預けて仕事をしている場合でも、急な発熱などで退社し看病しなければなければならないこともあります。しかし、仕事の代替要員がいなかったり、予定外の休みに否定的だったりと、会社や上司の理解が広まっていないことが両立の壁になっているケースがあります。
 
 

家族の協力が得られにくい

子育ての責任は夫と妻の双方にあります。しかし、実際の役割分担ではどちらかに比重がかかりやすいものです。そして、次第に協力が得られにくいケースも少なくありません。とくに、共働きは家族の協力がなければ両立が難しくなります。
 
 

預けられる保育所がなかなかない

共働き家庭では、仕事に出掛けている間の面倒を見てくれる保育所の確保が絶対条件となります。しかし、保育所の空きがなければどうにもなりません。また、働きながらの出産準備であれば、保育所探しも思うようにできない現実があります。
 
 

条件に合う仕事を見つけにくい

育児と両立できる仕事を探す場合、第一に考えるのは時間の融通です。保育所への送り迎えや保育所の休みに合わせようと思えばどうしても仕事は限られてしまいます。また、必ずしも定時に帰れるとは限りません。


仕事と育児を両立させるためには何が必要でしょうか。ここでは、両立のポイントを7つ紹介します。
 
 

育児と両立できる仕事を選ぶ

働きながらの育児がクローズアップされるようになったことで、育児と両立可能な仕事も増えています。
 
・時短制度を活用する
育児や介護でフルタイムの勤務が難しい人のための制度です。法的な制度としては、1日の労働時間は原則として6時間になっています。子どもが3歳未満で1年以上勤務していれば利用対象です。会社によっては、独自の制度を設けているケースもあります。

・パートタイム
正規雇用よりも育児との両立がしやすい労働形態として活用されています。シフト制でスタッフの多い職場などでは、急な予定変更でも調整がつきやすいのがメリットです。

・派遣
派遣社員になることで、仕事と育児を両立しやすい職場に巡りあえる可能性が高くなります。
 
 

優先順位を意識して行動する

1日が24時間であることは育児や仕事に関係なく誰にも共通することです。したがって、できることには限りがあると認識しましょう。あれもこれもやろうとすると、どれも中途半端になりかねず、精神的な負担にもなります。
「後でもできる」ことは「今やらない」など、優先順位を意識して行動しましょう。
 
 

ながら作業を意識する

育児と仕事の両立には、時間を無駄にしないことも必要です。そこで、手待ち時間を使って他の作業ができないかを考えます。ながら作業を意識すれば、時間不足の解消につながるでしょう。たとえば、右手を使っているときに空いた左手を使うなど、歯磨き中の洗面化粧台を拭いて掃除してみる、など簡単なことから試してみましょう。
 
 

「~すべき」と思わない

育児と仕事を抱えていれば、肉体的にも精神的にも疲れます。がんばらなければ育児と仕事の両立は難しいですが、がんばりすぎるのもよくありません。「~すべき」と思うと自分を追い詰めてしまいますから、気持ちを楽にしましょう。そのためには、よい意味で手を抜くなどの工夫が役立ちます。
 
 

ネットショッピングや時短サービスを活用する

時間と労力を節約する手段として、ネットショッピングや時短サービスは大きな武器となります。遠いスーパーへ時間をかけて買い物に行き、重い荷物を持ち帰るのは非効率です。ネットで注文できるものはネットで済ませましょう。夕飯の用意に惣菜や宅配食材、配食などの時短サービスを活用することも効果的です。
 
 

家電に頼って家事を短縮

家事は家電をフル活用しましょう。お掃除ロボットや食器洗浄乾燥機に加え、洗濯機も乾燥まで自動でやってくれる機種もあります。機械にできることは機械にやってもらうという考え方が育児と仕事の両立につながります。
 
 

周囲に協力を求める

自分ひとりで抱え込む分量には限界があります。配偶者やその他の家族はもちろんのこと、地域のファミリーサポートなど、周囲の協力を求めることが両立を助けます。ときには同僚に仕事を頼るのもありでしょう。それなりの費用はかかりますが、必要に応じてベビーシッターや家事代行を頼むことも選択肢のひとつです。


時短勤務を利用したい場合、手順を踏んで手続きを進めていくとスムーズに制度を利用できるでしょう。要件を満たしていない場合、制度が利用できない場合もありますので、自分が制度を利用できるかどうかもその前に確認しておきましょう。

会社の制度を確認する

育児介護休業法により、時短制度はすべての会社で制度化が義務づけられています。しかし、法律が求めている以上の制度を独自に導入している会社もあるため、時短制度を利用する際には就業規則などで自社の制度がどうなっているかを確認しましょう。
 
 

産休に入るまでに上司に相談する

スムーズに時短勤務制度を利用するためには職場、とりわけ上司の理解とサポートが必要です。会社としては、いつまで産休、育休をとり、どの期間に時短勤務制度を利用して、いつからフルタイムの従業員として復帰するのかをなるべく早く知りたいものです。
会社が業務量の調整や人員配置を計画的に行えるように、産休に入る前から以下のように項目ごとにあらかじめ相談をしておくと、職場の理解を得やすくなるでしょう。
 
・いつ育休が終了して職場に復職するのか
・短時間勤務中の勤務時間(何時から何時まで働くか)
・出社時間を遅らせる、退社時間を早めるなどの時差出勤をするかどうか
・いつまで時短勤務制度を利用するか
 
保育園への入園の可否などによって予定が変更になる可能性もありますが、そういった可能性も含めて、なるべく早いうちから予定を伝えていくようにしましょう。
 
 

育休からの復帰1か月前までには申請する

保育園への入園の可否などが決まれば、育休から復帰した後の勤務時間など、勤務条件のすりあわせがより詳細にできるようになるでしょう。復帰の3ヶ月前から、遅くとも1ヶ月前くらいを目安に上司と面談を行い、希望を伝えるようにしましょう。


幼い子どもの養育中に頼りになる時短勤務制度ですが、思うように利用できない、利用しづらいケースもあります。ここでは時短勤務の利用時に起こりやすい問題をご紹介します。

罪悪感をおぼえる

時短勤務制度は、少子高齢化対策として官民をあげた取り組みですが自分の勤務時間が短くなり、他の人より早く帰ることに対して、罪悪感を覚えてしまう人は少なくありません。今まではできていた他の人と「同じように働けない」、同僚や上司など身近な人に「サポートをしてもらう」ことが出産前と大きく異なるため、申し訳ない気持ちに繋がってしまうこともあるます。
 
 

仕事が終わらない

会社や仕事によってもことなりますが、業務量が以前と大きく変わらない状況で勤務時間が減ってしまえば、どうしても以前のように全てに手が回らなくなることもあるでしょう。また、自分の担当分野や、担当のお客様からの問い合わせなどは、不在の間に対応が止まってしまう場合もあります。時短勤務制度を利用したために仕事が終わらないという状況はやはり発生してしまいます。
 
 

給料が減ってしまう

時短勤務の利用を理由とした、減給や降級、解雇といった従業員に不利な取り扱いは禁止されています。しかしながら、ノーワークノーペイの原則で、会社は短縮された勤務時間分の賃金を支払う必要はありません。中には時短勤務中に特別手当を支給するという会社もありますが、一般的に、時短勤務制度の利用中の給与は下がってしまいます。
 
 

まだ理解がない場合がある

フルタイムの従業員の中には、早い時間に退社し、なおかつ残業も免除される時短勤務者は羨ましく思う人もいるかもしれません。時短勤務者の前例が少ないと、業務の担当や配分の見直しがされず、環境が十分に整っていないことも考えられます。そういう場合に、時短勤務者の分の仕事量をフルタイムの従業員が肩代わりしていると感じ、感情的な反発を生んでしまうなど、周囲に時短勤務への理解が浸透していない場合もあります。


仕事と育児の両立の見本となるタイムスケジュール例を、フルタイムとパートタイムに分けて紹介します。

フルタイムの場合

ここでは、9時~17時30分のフルタイム勤務の例を紹介します。保育園に通う子どもが1人という設定です。
 
06:00 起床、洗面後に朝食の用意
06:30 洗濯をして子どもを起こす
07:00 朝食、子どもの登園準備と出勤準備
08:00 保育園へ送り届けた足で出勤
09:00 勤務開始
17:30 勤務終了
18:30 退勤後に保育園へ直行し子どもを迎えて帰宅、夕食の準備
19:30 夕食と片付け
20:30 寝室等の掃除、子どもを寝かせる、洗濯物の片付け
21:30 入浴、簡単な風呂掃除
22:30 朝食など翌日の準備、若干の家事、自由時間
24:00 就寝

保育園や勤務先までの距離、通園と通勤の手段などの違いで、同様のケースでも時間的な余裕に差があります。あくまでも例として参考にしてください。
 
 

パートタイムの場合

続いてパートタイムの例です。9時~13時の勤務で、子どもは幼稚園と小学校に通っています。
 
06:30 起床、朝食の準備と弁当の用意
07:00 子どもを起こし、洗濯
07:30 朝食、洗濯物を干す
08:00 小学生の登校を見送り、出勤と登園の準備
08:30 幼稚園へ送りパート先へ向かう
09:00 パートのシフト開始
13:00 パート終了
13:30 自宅で簡単な昼食後、リビングの掃除、洗濯物の取り入れ
14:30 幼稚園へお迎え
15:00 小学生帰宅、みんなでおやつタイム
15:30 小学生が近所の塾へ、下の子と買い物、子どもの宿題を見る
18:00 夕食の準備
19:00 夕食と後片付け
20:00 入浴、子どもたちを寝かせる
21:00 家事(アイロン、朝食とお弁当の下ごしらえ、お風呂掃除など)
23:00 自由時間
24:00 就寝

子どもの生活サイクル次第で大きく変わる可能性があります。


育児と仕事の両立を目指していると、うまくできないことがあって当然です。そこで完璧を意識すれば、より大きなストレスをためることにつながります。ほどほどでよいと割り切ることも重要です。

また、うまく息抜きをするコツを覚えることで気持ちも楽になります。息抜きは、ちょっとした工夫でできるものです。たとえば、移動中の隙間時間にカフェでお気に入りのドリンクをテイクアウトしたり、配偶者が子どもを見ている時間に外出したりと、方法はたくさんあります。


育児と仕事の両立は、会社の制度や雰囲気、家族の協力などの要素によって左右されます。同時に、自分の気持ちのもち方も重要です。育児と仕事の両立を成功に導くための工夫ができるのも、気持ち次第の面があります。また、自分ひとりでがんばりすぎないこと、頼れるものは頼り、使えるものは使うことも非常に大切です。

もちろん、育児と仕事を両立させやすい仕事を選ぶことも大きな鍵を握っています。さまざまな業種にわたり多くの職種の求人を掲載しているマンパワーグループなら、両立しやすい仕事に出会える可能性が高くなるでしょう。

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