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職場関係の冠婚葬祭で知っておきたいマナーやルールを解説

冠婚葬祭 職場

冠婚葬祭でご祝儀袋の書き方や相場などわからない方も多いのではないでしょうか。特に職場関係の冠婚葬祭に出席する際には、特別なルールやマナーがないか気になりますよね。

この記事では、ご祝儀袋や香典袋の書き方、金額相場、服装マナーなど、そのまま使える具体例を紹介します。職場関係の冠婚葬祭に対応しなくてはならないときにぜひ参考にしてください。

目次


この章では、職場関係で慶事の席に参加する際に知っておくべきマナーを紹介します。

結婚式の服装マナー

親族や友人としてではなく、職場関係者として結婚式に出席する際は、他の結婚式の出席者からみると会社の代表として出席することになりますので意識しましょう。新郎・新婦との関係にふさわしい装いをするのがベストです。
 
服装のマナーはいずれの立場でも変わりません。男性は、ブラックスーツもしくはダークスーツに、ネクタイは白かシルバーグレーにするなど新郎よりも目立たないような装いにしてください。女性は、「肌の露出を抑える」「白い洋服は避ける」に注意し、男性同様に新婦よりも目立たないよう配慮しましょう。
 
 

二次会の平服マナー

平服とは、決して「カジュアルな服装」という意味ではなく、フォーマルな服装の「略礼装」のことをさします。結婚式の披露宴から続いて二次会に参加する方もいますので、場違いな服装にならないよう気をつけましょう。
 


ご祝儀袋の選び方

ご祝儀袋を包むのに使われている水引の結び方は、おもに「結びきり」と「蝶結び」があります。結婚式でのご祝儀袋には、一度結べばほどくことのできない「結びきり」を選びます。
 
【結びきり】
結びきり


【蝶結び】
蝶結び

 
最も大切なのは、ご祝儀の金額にあったものを選ぶことです。「デザインが気に入った」「袋だけでも豪華に」などの理由で選ぶと、金額にそぐわないものとなりマナー違反になることがあります。市販のものは、目安となる金額が表示されているものがほとんどですので、必ず確認しましょう。
 
 

ご祝儀袋の書き方

ご祝儀袋の表には、水引よりも上段に「寿」や「御祝」などを書き、下段に自分の氏名を書きます。職場関係でご祝儀袋を渡す際は氏名のほかにも会社名や肩書きも加えます。連名の場合は、中央下段には1番職位が上の方の氏名を書き、その左側に職位順に氏名を書きます。職位に差がない場合は50音順で氏名を並べます。
 
現金は中袋に入れてからご祝儀袋へ入れます。中袋の表には漢数字ではなく、大字(だいじ)を使って金額を書きます。漢数字がマナー違反になるというわけではありませんが、金額の改ざんを防ぐ意味でも大字で書くことをおすすめします。中袋の裏には、表と同じ書き方で氏名を書きます。
 

  大字
1
2
3
5
10


 
 

ご祝儀の相場

平成29年度に行われた全日本冠婚葬祭互助協会の調査によると、勤務先の上司・部下、取引関係などへの結婚式のご祝儀金額で、最も多かった回答が30,000円でした。
 
上司でも年齢が近ければ30,000円、高いポストについている方や年配の上司ならば50,000円といったように金額が上がる傾向があるようです。
 
※参考:集計結果 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会LinkIcon
 
 

出欠連絡

結婚式の案内をもらったとき、出席の場合は出欠だけでなくお祝いの言葉を添え、欠席の場合は欠席の理由をつけ加えます。返信用のハガキには、まず宛名の次にある「行」を二重線で消し、「様」と書き変えます。また、「御出席」などの「御」もすべて二重線で消し、出席の場合は「御欠席」も二重線を引きます。
 
さらに出席の文字の下には「させていただきます」とつけ加えましょう。また返事はできるだけ早く出します。返信期日に関わらず、招待状が届いてから2〜3日で返事をするのがベストです。
 
 

出産祝い

冠婚葬祭ではありませんが、職場関係で出産祝いを贈る機会もあるでしょう。お祝いの金額相場は、部下に贈る場合は5,000〜10,000円、上司に贈る場合は5,000円程度が多いです。贈るタイミングは生後1週間以降から1ヶ月ごろを目安として、母子の体調が落ち着いたときにしましょう。
 
贈りものの場合は、オムツなどの消耗品や、赤ちゃんが遊べるおもちゃなどが喜ばれます。種類が多くて選べないという方はカタログギフトを渡すのもおすすめです。
 
 

その他マナー

この章では、慶事に関するマナーをいくつかピックアップして解説します。
 

上司の代理で出席

慶事に代理で出席し、受付で名前を書く際は、まず上司の名前を書きましょう。そのあとに(代)とつけ足し、自分の名前を書き加えます。パーティの途中で帰る場合は、主催者に挨拶をするとかえってその場の雰囲気を壊してしまう恐れもあるので、必要ありません。
 

昇進と栄転

知らせを受けたらできるだけ早くお祝いを贈りましょう。内定のときでも先にお祝いをしても大丈夫です。金額の相場は、3,000〜30,000円ほどで、贈りものには胡蝶蘭やお酒を選ぶのが一般的です。また、宴会などのお祝いの席を設けるのも喜ばれます。
 

退職

退職の場合は、記念品やゴルフクラブなど本人の趣味のものを贈るのがおすすめです。靴や靴下など踏みつけるイメージのあるものと、書類カバンなど仕事をイメージさせるようなものは避けましょう。


この章では、職場関係の弔事の際に知っておくべきマナーを紹介します。

服装に関するマナー

以前は参列者が通夜に喪服を着ることは少なかったですが、近年では喪服で参列することが多くなってきました。
 
男性は、ブラックスーツに白いワイシャツ、ネクタイ、靴下、靴はすべて黒で統一します。女性は、黒いスーツかワンピースで、ストッキングは肌色か黒、バッグと靴も黒にしましょう。肌の露出は避け、指輪や時計なども外し、殺生を連想する革製の持ち物も避けてください。

また、ネイルをしていてオフをする時間がない場合は、グローブをはめたり、上からベージュのネイルポリッシュを塗りましょう。
 
 

香典袋の書き方

香典袋は故人の宗教によって書き方が異なります。事前に確認しておくのがベストですが、わからない場合は仏教で使われる蓮の絵が書かれた香典袋を避け、「ご霊前」と書きましょう。ただし、浄土真宗などの真宗系は「ご仏前」となるため注意が必要です。
 
また、仏教では「ご霊前」を使いますが、四十九日法要を過ぎたら「ご仏前」になります。これらは水引よりも上段に書き、下段に自分の氏名を書きます。
 
 

香典の相場

職場関係での香典の相場は、上司や部下など故人との関係によって異なりますが基本的に5,000〜10,000円が相場です。金額は、死や苦という言葉を連想させる4と9は避けるようにしましょう。
 
結婚のご祝儀と違って喜ばしいことではないため、大金を包む必要はありません。包むお金も新札ではなく折り目のついたものを選びます。しかし、あまりにもしわしわのお札は失礼にあたるので注意してください。
 
 

出欠連絡

弔事の知らせを受けたらできるだけ早く返事をしましょう。欠席する際は、今後のお付き合いのためにも迅速かつ丁寧な対応を心がけましょう。
できれば直接顔を合わせて欠席を伝えます。直接伝えるのが難しい場合は、電話やメールで伝えます。欠席を伝えるときは、理由を細かくいう必要はありませんので、お悔みの言葉とともに簡潔に伝えましょう。
 
 

その他弔事のマナー

この章では、弔事に関するマナーをいくつかピックアップして解説します。
 

弔電

欠席するかわりに弔電を送る場合は、告別式の開始1時間前までには届くよう送りましょう。「115」に電話して手配できます。
 

お通夜・告別式に出られない場合

告別式は昼食を挟むため長い時間かかります。特別親しい間柄でなければ、基本的にお通夜か告別式のどちらか片方に出席すれば大丈夫です。お通夜にも告別式にも参列できない場合はできるだけ早く欠席の旨を伝えましょう。
 

香典の郵送

香典は通夜や告別式に持参するものですが、急な知らせでどうしても予定が調整できない場合や遠方で行けない場合は、香典を郵送しても構いません。現金書留の封筒に、紙幣を入れた不祝儀袋とお悔やみの言葉を書いた便箋を入れて送ります。香典の送り先は喪主の自宅を指定します。送るタイミングは葬式後1週間以内が目安です。


この章では、冠婚葬祭で知っておくと便利な「電報の書き方」や慶事で使えるふくさなどのアイテムの紹介をします。

電報の書き方

冠婚葬祭で電報を送る場合は電話会社に依頼をします。書き方には、「文末に自分の名前を入れる」「忌み言葉は使わない」などルールがあります。忌み言葉とは、たとえば結婚式ならば「割れる」「戻る」など別れを連想させる言葉で、葬儀ならば「再び」「重ねて」など不幸の重なりを連想させる言葉を指します。
 
電話で申し込む際はオペレーターと相談しながら申し込めます。インターネットからも申し込みができ、台紙などデザインも選べるのでおすすめです。
 
 

慶弔で使えるリバーシブルふくさ

ご祝儀袋や香典袋を包むためのふくさは、汚したり折れ目をつけたりしないために必要なものです。また、袋を直接バッグから取り出すと、マナー違反ととらえる人もいます。
慶弔どちらでも利用できる、リバーシブルのふくさをひとつ持っておくと便利です。
 
 

慶弔用名前スタンプ

ご祝儀袋や香典袋に名前を書くとき、字が汚いとつい気になってしまいますよね。丁寧に書くよう心がけても字を間違えてしまったり、字が傾いたりするアクシデントも起こります。
 
そんなときにおすすめなのが、慶弔用の「おなまえスタンプ」です。書体も4種類から選ぶことができ、インクは黒と薄墨の2色なのでご祝儀袋にも香典袋にも使えます。


職場関係での冠婚葬祭は、いつも以上に相手に失礼はないか気になるものです。この記事では、基本的なマナーや、ご祝儀、香典の相場、知っておくと便利なことまで紹介しました。慶事・弔事どちらも、返事を待っている先方に対して「知らせを受けたら出欠の連絡は早めに行う」など、常に相手の立場や思いを考えて対応することが大切です。
職場関係で冠婚葬祭があった際には、ぜひこの記事を役立てて下さい。
  
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