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派遣社員のメリット・デメリットとは?
契約社員・正社員との違いも解説

2020年4月30日
 
派遣社員のメリット_デメリット

派遣社員で働いてみたいと考えている方で、派遣社員にはどんなメリット・デメリットがあるのか知りたい方も多いのではないでしょうか。メリット・デメリットを把握するためには、正社員・契約社員との違いについてもしっかりと理解しておく必要があります。派遣社員には、自由度が高い・さまざまな経験を積める・仕事を選べるなどのメリットがある一方で、派遣期間に上限がある・期間満了の可能性があるなどのデメリットも存在します。
 
この記事では、日本で初めての人材派遣会社マンパワーグループだからこそわかる、長年積み重ねてきた選りすぐりのノウハウをご紹介します。

目次


まず派遣社員として働くメリットを5つご紹介します。

自由度が高い

派遣には、自分の希望する条件で働けるというメリットがあります。求めるライフスタイルに合致する職種、勤務時間、勤務地などの条件を設定し、仕事を探せます。直接雇用の正社員と違って派遣の仕事内容は契約によって定められるので、契約以外の仕事は基本的に発生しません。「プライベートも大切にしたい」「子育てのために自宅の近くで働きたい」といった要望がある場合、理想的な働き方がしやすいでしょう。

様々な経験を積める

いろいろな企業や職場を経験してスキルアップできるのも派遣のメリットです。一つの企業にずっと勤めていると他社の様子が分かりませんが、派遣はベンチャー企業から大手企業までさまざまな職場を体験できるチャンスがあります。正社員として入社するのは難しい会社でも経験を積めるかもしれません。また、同じ職種でも働き方は企業によって異なるため、複数の企業で働くことで自分の技術に磨きをかけることができます。

仕事を選ぶことができる

キャリアを活かした仕事を選べるのも派遣の魅力です。派遣会社ではそれまでの経験を活かした職場を見つけられるようサポートしてくれます。「英語力を活かした仕事をしたい」など自分の専門性を活かしたいと考えている場合、それに合わせた職場を選ぶことができます。

派遣会社に相談することができる

正社員や契約社員の場合、仕事上の悩みや不安を現場の上司に話すことにはためらいがあるかもしれません。派遣ならば、仕事の悩み事について派遣会社が相談にのってくれます。さらに契約が満了した場合も派遣会社が新しい派遣先とあなたとの間に入ってサポートしてくれるので安心です。

また、派遣会社は長期的なキャリアプランを考えるお手伝いもしてくれます。将来実現したいことを相談すれば、自分一人では考えつかなかったようなアイディアを提案してくれる可能性もあります。

未経験からでも始められる職種がある

「憧れている仕事があるけれど未経験から就職する方法が分からない」「自分に合った働き先が分からない」、そんな悩みを抱えている方いるのではないでしょうか。派遣会社に相談することであなたにピッタリの働き方ができる可能性があります。

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さまざまなメリットがある一方で、派遣にはデメリットもあります。代表的な4つのデメリットをご紹介していきます。

派遣期間に上限がある

派遣で働き続けられる期間には3年の上限があります。会社が派遣社員のキャリアアップの機会や自由を奪うことがないように、このような制限が設けられています。

本来は立場の弱い派遣社員を守るための決まりですが、長期的に派遣社員として働きたいと考えている方、直接雇用によって生じる人件費という大きな固定費を抱えたくない企業にとっては不都合であるケースも多いようです。

派遣で働く場合は長くても3年までしか同じ職場にいられないこと、平均的には半年~1.5年の間で仕事が変わる可能性があることを理解しておくと良いでしょう。

期間満了の可能性がある

派遣期間が終わったあと、派遣先の仕事をずっと続けたくても契約更新されないケースがあります。派遣の契約はおもに3ヶ月ごとか6ヶ月ごとになっていて、最長が3年間です。契約期間が満了したとき、あなたの能力が評価されれば契約が更新されますが、力が発揮できなかったり、企業が派遣社員を必要としない状況だったりすれば、そこで契約は終了となります。

スキルの有無で給料の差が大きい

エンジニアや薬剤師など専門職は給与が高いことも多いですが、特別なスキルや資格が必要ない場合はそれよりも低くなります。一般的に経験者案件だと時給は1,500円~4,000円、未経験者案件だと時給1,000円~1,500円程度です。高時給、好待遇の仕事は倍率も高く、未経験だと給与のよい仕事を見つけるのは難しいのが実情です。

始めは職種を固定せず、「一般事務」「受付」「テレフォンオペレーター」など、未経験でも比較的就きやすい業務から経験し、「業界経験者」となるとその後の選択の幅が広がるかもしれません。


派遣社員は実際にどのような仕事をするのか、詳しく説明します。厚生労働省が発表した平成29年派遣労働者実態調査の概況によると、派遣社員の業務は「一般事務」が33.1%と一番多く、次に「事務用機器操作」が19.1%となっています。
 
具体的な仕事内容は、各種帳票類の作成、データ入力、文書のファイリングなどがあります。WordやExcel、PowerPointなどのソフトを用いて、資料作成やデータ集計などを行うこともあります。
 
派遣先企業やポジションによって仕事内容は異なり、求められるスキルも様々です。ITエンジニアや研究開発、通訳・翻訳などの専門的なスキルをもっている人は、自らのスキルを活かし、派遣社員として活躍する人も多くいます。
 
参考:平成 29 年派遣労働者実態調査の概況|厚生労働省


契約社員と派遣社員の一番大きな違いは就業先と直接雇用の関係にあるか否かです。契約社員は就業先の企業と直接契約を結び、給与も就業先から支払われます。一方、派遣社員は派遣会社と雇用関係を結んでいるため、給与の支払いや保険の手続きはすべて就業先の企業ではなく派遣会社とやりとりすることになります。

契約社員を派遣社員と比較した時のメリット・デメリットを確認していきましょう。

契約社員のメリット・デメリット

メリット:月給制である

派遣社員が時給制であるのに対し、契約社員は月給制の場合が多いです。時給制の場合、働く時間数によって毎月の収入が変動的になってしまいます。一方月給制であれば、安定した収入が保証されるので、家賃や水道費、光熱費など固定的な出費に対しても安心感が得られます。

また月給制であれば、ゴールデンウィークなど、休暇の多い月であっても収入が減らないため、しっかりと休むことができる点もメリットです。

デメリット:契約満了後は自ら仕事を探さなければならない

派遣社員であれば、契約満了後、派遣会社が次の勤務先を紹介してくれることもありますが、契約社員は自分で一から仕事を探す必要があります。

例えば、同じ会社で契約更新することを期待していたのに満了を通告された、という予想外の事態が起きても契約社員は自分で次の働き先を見つける必要があります。職探しに関して、精神的なプレッシャーがかかる点はデメリットといえるでしょう。

正社員のメリット・デメリット

次に正社員と派遣社員を比較したメリット・デメリットをご紹介していきます。

メリット:安定した雇用

派遣社員が最長3年の「有期雇用」として雇われているのに対し、正社員は「無期雇用」として雇われています。

正社員として企業と契約した場合、企業はその人を定年まで雇用し続ける義務が発生します。よって、正社員は会社が存続する限り、基本的には定年まで働ける場所が保証されているため、安定した雇用を手に入れることができるというメリットがあります。

メリット:福利厚生が充実

福利厚生が充実しているのも正社員のメリットです。企業によって内容は異なりますが、住居手当や扶養手当、交通費などを出してくれる企業も多くあります。

一方、派遣社員は派遣先企業の福利厚生を使える権利がない場合が多く、派遣会社の福利厚生を受けることになります。派遣会社の中には福利厚生を充実させている会社もありますが、会社によって内容が大きく異なるため注意して選ぶ必要があります。

デメリット:自由度が低い

正社員には、勤務時間などを自分で選ぶことができません。派遣社員が希望する職種や勤務地、労働時間などの条件にあった仕事をしているのに対し、正社員は業務命令による転勤や残業があります。正社員はワークライフバランスを比較的取りにくい場合もあります。


派遣社員には、自由度が高い・さまざまな経験を積める・仕事を選ぶことができる・派遣会社に相談できるといった多くのメリットがあります。特に、未経験で働きたい方や、アルバイトからスキルアップしたいという方、自分の希望にマッチした働き方をしたい方におすすめです。まずは、自分に合った求人がないか調べることから始めましょう。

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